錦織 準々決勝の相手は地元フランスの世界15位ツォンガ

[ 2015年6月1日 02:02 ]

4回戦でベルディハを破り、準々決勝で錦織と対戦するツォンガ(AP)

 錦織は2日に行われる見通しの準々決勝で第14シードで世界ランキング15位のウィルフリード・ツォンガ(30=フランス)と対戦することになった。

 地元フランスの人気選手・ツォンガは4回戦で世界ランキング4位で第4シードのトマーシュ・ベルディハ(29=チェコ)に6―3、6―2、6―7、6―3で快勝。センターコートで地元の大声援を受けながら番狂わせを演じ、2年ぶりの準々決勝進出を果たした。

 今季は右腕の故障で全豪オープンなどを欠場し、3月のマイアミ・オープンから復帰していた。ツォンガは過去、4大大会すべてでベスト8進出を果たしており、全仏は2013年のベスト4が最高。また、「BIG4」(フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー)全員に勝利した初の選手でもある。世界ランクは12年2月に自己最高の5位を記録している。

 錦織はツォンガとは相性が良く、5回対戦し4勝1敗だが「地元の選手の怖さは少なからずある」と警戒。同じくパリで行われるマスターズ・パリ大会では昨年、一昨年と対戦して勝っているものの「特に全仏の応援はなかなか凄い」と完全アウェーの状況を覚悟している様子だ。それでも「サーブとフォアは強烈だけど不得意な相手ではない」と相性の良さを自覚しながらベスト4入りを狙う。

続きを表示

この記事のフォト

2015年6月1日のニュース