82年ぶり8強入りへ 錦織「いい調子、いつものテニスしたい」

[ 2015年5月29日 22:28 ]

男子シングルス4回戦に向け、記者会見で抱負を語る錦織圭

 テニスの全仏オープンで男子シングルス第5シードの錦織圭(日清食品)は、日本男子で1933年にベスト4入りした佐藤次郎以来82年ぶりの8強入りを懸け、31日に行われる見通しの4回戦に臨む。29日に会場内で記者会見し「いい調子できている。いつものテニスができるようにしたい」と抱負を述べた。

 全仏での日本選手の8強以上は男女を通じて過去4度あり、佐藤は31年にも4強入り。女子では75年に沢松和子が準々決勝に進み、95年には伊達公子(現姓クルム伊達=エステティックTBC)が準決勝進出を果たした。錦織は2013年のベスト16がこれまでの最高で「このローランギャロスでは(準々決勝に)行ったことがないので、楽しみ」と意気込んだ。

 今大会は1、2回戦をストレート勝ちし「理想的な勝ち方ができている」と納得の様子だ。3回戦の相手が棄権したことで次の試合まで間隔が空き、「体力が回復できるのは助かる。集中力を保ちたい」と話した。

 4回戦は世界ランキング74位のテイムラズ・ガバシビリ(ロシア)と対戦する。過去の対戦では3勝1敗ながら「一定のリズムで打たれると手に負えなくなる。守備も大事になる」と警戒した。(共同)

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2015年5月29日のニュース