ウェイド一転FAも ヒートとの契約交渉難航か

[ 2015年5月29日 15:46 ]

退団が確実になったヒートのウェイド

 NBAファイナルで3回の優勝経験があるヒートのガード、ドウェイン・ウェイド(33)が自身が保持している来季のオプション契約(年俸1610万ドル=約20億円)を破棄してFAになる可能性が高くなった。AP通信が報じているもので、ヒートとの契約更新に向けた交渉が難航していることがその理由。

 ウェイド自身はヒートで現役生活を終えることを望んでいたが、球団側は今季途中でサンズからトレードで獲得したゴラン・ドラギッチ(29)をチームの中心としてとらえており、それが交渉にも影響を与える結果となった。

 ウェイドはマーケット大から03年ドラフトの全体5番目でヒートに指名されてNBA入り。06年ファイナルではMVPとなり、08年シーズンには平均30・2点をマークして得点王にも輝いた。しかしここ4シーズンは故障がち。欠場試合数は33→13→28→20といずれも2ケタを数えていた。

 ヒートでは昨オフにレブロン・ジェームズ(30)が古巣キャバリアーズへ5季ぶりに復帰。2年連続して元ビッグ3を組んだ主力選手が退団することになりそうだ。

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2015年5月29日のニュース