イバノビッチと善戦の土居　地力を痛感「だからこそ悔しい」

女子シングルス２回戦でイバノビッチに敗れた土居

テニス全仏オープン第５日

（5月28日 パリ・ローランギャロス）
　土居は０８年の全仏女王イバノビッチを追い詰めたが、強豪の壁は高かった。「今までこういう試合は何度かあったが、特にきょうは手応えがあった。だからこそ悔しい」と視線を落とした。

　１メートル５９の体を目いっぱい使って強打を重ね、２０センチ以上も背の高い相手から第１セットを奪取。自慢のフォアが通用することが確認できた。しかし第２セット第３ゲームで握ったブレークポイントを生かせず流れは変わった。「あそこで取らせてくれないのがトップ選手」と地力の差を痛感した。