高安も3敗で上位陣総崩れ…2敗2人と3敗6人でV争い大混戦に

[ 2015年5月22日 05:30 ]

琴奨菊に寄り切りで敗れた高安(左)

大相撲夏場所12日目

(5月21日 両国国技館)
 高安は琴奨菊に立ち合いで左を差され、一気に寄り切られて3敗となった。三役経験もある元祖“平成生まれの有望株”はこの日の稽古後に「(幕内の)下位に落ちて平凡な成績ではいけない。優勝争いに絡む、というより、とりあえず勝ちたい」と意気込んでいた。

 昨年名古屋場所では西前頭11枚目で優勝争いに加わるも、終盤の琴奨菊戦に敗れて勢いが止まった。同じような悔しさを味わい、取組後の支度部屋では無言だった。

 ▼勢 前に出ているから投げも決まる。あと3日間も、いい相撲を取りたい。結果よりも内容です。(すくい投げで旭秀鵬を豪快に転がした)

 ▼隠岐の海 落ち着いて出られた。よかった。気楽にいけている。(阿夢露の当たりを受け止め、引きに乗じて一気に寄り切り)

 ▼照ノ富士 (投げは)ぎりぎりじゃない。思い切って自分の力を出し切れた。(V争い上位総崩れで)どんな日やねん。(稀勢の里に右上手を許して寄せられた土俵際、左下手投げで豪快に逆転)

 ▼嘉風 今場所は勝った、負けたではない。内容重視でいこうと思っている。来場所は番付が上がる。より集中していこうと思う。(旭天鵬を突き落とし)

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2015年5月22日のニュース