NFLのボール不正疑惑 チームスタッフ関与か

[ 2015年5月7日 10:06 ]

 米プロフットボール、NFLは6日、スーパーボウル覇者ペイトリオッツがアメリカン・カンファレンス(AFC)決勝で規定以下の空気圧のボールを使った疑惑の調査報告書を公表し、チームスタッフ2人が意図的に空気を抜き、QBブレイディも不正を知っていた可能性があるとした。

 NFLのグッデル・コミッショナーは「誠実さと公平さを保つため今後も努力を続ける」と声明を発表した。報告書では不正に関係したとみられるロッカールームの担当者と用具係が携帯電話で話したメッセージなどを公開。以前にブレイディが空気圧を下げるよう求めたことを示唆する内容もあった。ベリチック監督ら首脳陣の関与については否定した。

 1月に行われたAFC決勝は雨の中、ブレイディがパス35本中23本を成功させて3TDパスを記録し、45―7でコルツに快勝。空気圧の低いボールは低気温や悪天候の試合で捕球しやすく、パス攻撃に有利といわれる。ペイトリオッツ関係者は試合後、一様に不正を否定した。(共同)

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2015年5月7日のニュース