女子はJTが3度目、男子はサントリーが7度目V

[ 2015年5月7日 05:30 ]

優勝を決め喜ぶ横田(中央)らJTの選手

 バレーボールの全日本男女選抜大会最終日は6日、大阪市中央体育館で男女決勝が行われ、女子はJTが3年ぶり3度目の優勝を飾った。入れ替え戦で負けたトヨタ車体をストレートで一蹴し、チャレンジリーグから初めて頂点に立った。男子はサントリーが3―1で東レを下し、2年ぶり7度目の優勝。黒鷲賞(最高殊勲選手)にはJTの中村亜友美(24)、サントリーのグエッラ・エバンドロ(33)が選ばれた。

 <女子JT チャレンジLから初V>今大会限りで退部するセッター横田のサービスエースで優勝が決まると歓喜の輪ができた。3月下旬の入れ替え戦で敗れた相手を退けての戴冠。やはり今大会を最後に退く尾崎監督は有終の美を飾ると「感謝の一言」と話し頭を下げた。19歳の金杉はチーム最多の15得点。「入れ替え戦で悔しい思いをした。だから取り返すつもりだった」と振り返った。最後にコートに立っていた選手の平均年齢は22・3歳。屈辱をバネにした若人たちが、チャレンジリーグから初めての勝者となった。

 <男子サントリー ジルソン監督、就任1年目でV>かつてのスーパーエースが監督就任1年目で優勝を遂げた。第1セットを落とした後、ジルソン監督は「もっと我慢強く戦ってほしい」と選手を鼓舞した。すると第2セット以降、サーブから崩す理想的なバレーで連取した。日々の練習から選手の特性を見極め無謀な要求はしない。プレミアは決勝で敗れたが、今大会は選手が期待に応えた。現役時代リーグ5連覇に貢献した指揮官は「強いチームをつくります」と日本語であいさつ。先頭に立って再び黄金時代を築く。

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