絵理香　６６で１差２位、次戦メジャー弾み　賞金１位守った

ホールアウト後、イ・ボミ（手前）とハグする菊地

女子ゴルフツアー　サイバーエージェント・レディース最終日

（5月3日 千葉県市原市　鶴舞カントリー倶楽部＝６５１５ヤード、パー７２）
　４打差の５位から出た菊地絵理香（２６＝オンワードホールディングス）が７バーディー、１ボギーの６６をマークして通算７アンダーに伸ばし１打差の２位に入った。７日開幕の国内メジャー初戦ワールド・レディース・サロンパス・カップ（茨城ＧＣ東Ｃ）に弾みをつけた。首位で出た申ジエ（２７＝韓国）が６９で回り通算８アンダーで今季初勝利、国内通算１０勝目を挙げた。
【最終Ｒ成績】

　サンデーバック９で菊地絵が猛チャージを見せた。「前半で１個しか伸ばせなかったので５位くらいでいいかなと思ったけど、１０番、１２番でバーディーが取れて１４番グリーンでボードを見たら２位だったので」と終盤はギアを上げた。

　１６番で２メートルを沈めてガッツポーズ。通算６アンダーとして首位に並んだ。１７番はラフから１メートルに寄せてパーセーブ。１８番パー５はカップをかすめるチップショットでバーディーにつなげた。通算７アンダーに伸ばして後続の申ジエを待った。

　結局、１打及ばなかったが、６６のラウンドを振り返り「上出来ですね。１７番のティーショット以外は完璧。このままの流れで来週に行きたい」と満足感をにじませた。賞金ランク１位をキープした美人プロは「もういいです。来週で（落ちます）」と冗談めかして笑ったが、次戦は本命としてメジャー初制覇に挑む。