大会日本勢1号だ!佳純 混合ダブルス準決勝進出でメダル確定

[ 2015年4月30日 05:30 ]

混合ダブルスで準決勝進出を決め、笑顔の吉村(右)、石川組

卓球世界選手権混合ダブルス準々決勝

(4月29日 中国・蘇州国際博覧センター)
 勝利が決まると石川佳純は吉村真晴と抱き合い喜んだ。3位決定戦がないためメダル確定。「初めてのメダルなので凄くうれしかった」。団体戦でのメダルはあるが個人戦は初だけに喜びもひとしおだ。

 1―1で迎えた第3ゲームは10―6から6連続失点で落とした。得点源の吉村のフォアハンドが、バックに集められたことで封じられた。その苦境を石川が救った。不利な体勢からのスマッシュが何度も決まった。「そういう場面が何度かあって得点できた」。第4ゲームから3連続で奪って試合を決めた。

 吉村とのコンビは5年目。殻を破れずにいた2人に転機が訪れたのは1月の全日本選手権だった。石川は振り返る。「絶対に優勝したかった。お互い何でも言い合おうという雰囲気になった」。意見をぶつけ合った結果、初優勝。成長はこの日の4回戦でも証明し、2年前のパリ大会で敗れた韓国ペアに1―3から逆転勝ち。勢いをつけた石川は、シングルス2回戦も4―0で勝利した。

 この種目のメダルは、11年大会で銅メダルを獲得した岸川・福原組以来2大会ぶりだ。次は準決勝。メダルの色をさらに輝かせる。

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