錦織 過去の決勝成績は8勝5敗、うち8回が昨年以降での進出

[ 2015年4月26日 05:30 ]

14年4月バルセロナ・オープン

男子テニス バルセロナ・オープン

(4月25日 スペイン・バルセロナ)
 錦織はシングルスで過去13回決勝に進み、戦績は8勝5敗となっている。初めての決勝進出は08年のデルレービーチ国際で、松岡修造以来となる日本人2人目のツアー優勝を果たした。

 直近のものは2月のメキシコ・オープンでフェレール(スペイン)に敗れている。13回の決勝のうち8回が昨年以降で、錦織の躍進ぶりが表れている。

 【錦織過去の決勝戦】

 ☆14年4月バルセロナ・オープン 世界65位のヒラルド(コロンビア)に6―2、6―2。11年続くスペイン勢の牙城を崩し、アジア勢初の大会制覇、自身クレー初優勝。

 ☆5月マドリード・オープン 世界1位のナダル(スペイン)に6―2、4―6、0―3で途中棄権。第2セットで4―2まで追いつめたが、左足などの痛みで失速した。

 ☆9月全米オープン アジア勢初の決勝で、世界16位のマリン・チリッチ(クロアチア)に3―6、3―6、3―6。初の大舞台の緊張感にのまれ、1時間54分で敗れた。

 ☆9月マレーシア・オープン 世界28位のベネトー(フランス)に7―6、6―4で完勝。全米オープン後最初の試合を第1シードで制覇。

 ☆10月楽天ジャパン・オープン 世界8位のラオニッチ(カナダ)を7―6、4―6、6―4で2年ぶり2度目のV。2週連続優勝と凱旋優勝に、感極まって号泣した。

 ☆15年2月メンフィス・オープン ビッグサーバーのアンダーソン(南アフリカ)をエース12本に抑え込んで6―4、6―4で快勝。自身初、大会史上初の3連覇。

 ☆2月メキシコ・オープン 世界9位のフェレール(スペイン)に3―6、5―7。球足の遅いコートで勝負を焦り、凡ミス連発。5連勝と得意にしていた相手に約2年ぶりに敗れた。

 ≪左利き苦にせず≫今季の錦織は左利きの選手に対して3勝1敗となった。対戦はロペス(スペイン)に敗れたBNPパリバ・オープン4回戦以来だったが、連敗はしなかった。キャリア通算では対左利きが28勝15敗で勝率.651。右利きとの対戦は186勝95敗で.662となっており、左右どちらの相手にも遜色ない数字を残していることが分かる。

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