遼 23位浮上、6番チップインバーディーで「生き返った」

[ 2015年4月26日 05:30 ]

通算7アンダーで23位に浮上した石川

USPGAツアー チューリッヒ・クラシック第2日

(4月24日 米ルイジアナ州エーボンデール TPCルイジアナ=7425ヤード、パー72)
 悪天候のため、ほぼ半数の選手がプレーを終えられず、25日に第2ラウンドの残りを消化した。50位から出た石川遼(23=CASIO)は3ボギーを叩いた後に8バーディーを奪って67をマークし、通算7アンダーに伸ばし23位に浮上した。ジェーソン・デー(27=オーストラリア)が通算12アンダーで単独首位に立った。

 序盤に3ボギーを叩き、一時は100位以下まで順位を落とした石川が6番のチップインバーディーで生き返った。2打目をグリーン右に外したものの、残り8ヤードをSWで直接、沈めた。「良い方向に流れが戻ってくることを信じて我慢してやっていた。必死に良いアプローチをして入ってくれた。そこから少し息を吹き返したというか、生き返ったかな」。ここから石川は別人のようなプレーを見せた。7番は6メートルのパットをねじ込み、8番は2打目をピンまで50センチにぴたり、9番は1メートルにつけて4連続バーディー。18番パー5は2打目で1Wを使いグリーン脇のバンカーまで運んでスコアを伸ばし合計8バーディーを重ねた。

 好位置で決勝ラウンドへ進む。「今の状態で優勝争いできないかといわれたらそれは違う。(第3日終了後に)トップと4、5打差にはいたい。できればもっと近づきたい」と米ツアー初優勝へ意欲をかき立てた。

続きを表示

2015年4月26日のニュース