インド、パラリンピック委の資格停止 24年五輪招致にも影響

[ 2015年4月22日 23:55 ]

 インド政府は22日、インド・パラリンピック委員会の大会運営資格などを無期限で停止した。3月に開かれた国内大会の運営や設備などが劣悪だったため。

 地元報道によると、モディ首相は2024年の夏季五輪のニューデリーなどへの招致に意欲を持っているとされる。だが、パラリンピックと五輪の組織委員会は統合して運営されており、誘致活動に影響が出そうだ。

 青年スポーツ省は「委員会自身の運営憲章にも違反している」と批判した。問題となった国内大会には障害者の選手約600人が参加。宿舎がまだ建設中だった上、シャワーがなかったり、十分な食事や飲料水がなかったりして、選手から批判が出ていた。

 国際パラリンピック委員会は3月の同大会の運営上の不備などを指摘して4月にインド・パラリンピック委員会とその会長の資格停止処分を表明していた。(共同)

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2015年4月22日のニュース