錦織 昨年はスペイン勢の牙城崩しクレーコート初V

[ 2015年4月22日 05:30 ]

試合後、観客の声援に笑顔で応える錦織

男子テニス バルセロナ・オープン

(4月21日 スペイン・バルセロナ)
 【昨年のバルセロナ・オープンVTR】

 ☆2回戦 世界ランク17位の錦織は第4シードで2回戦から登場。左股関節痛からの復帰戦で、世界45位のバウティスタ(スペイン)に6―1、4―6、6―3で勝利。

 ☆3回戦 世界60位のゴルベフ(カザフスタン)に6―0、6―4でストレート勝ち。第1サーブの成功率が71%と安定したのが勝因となった。

 ☆準々決勝 世界27位のチリッチ(クロアチア)に対し、ストローク戦で圧倒して6―1、6―3で完勝。初の4強入りを決めた。

 ☆準決勝 世界23位のガルビス(ラトビア)を6―2、6―4で下してクレーコートの大会では自身2度目の決勝進出を果たした。

 ☆決勝 世界65位のヒラルド(コロンビア)を6―2、6―2で下し、ツアー5勝目、自身のクレーコート初優勝。伝統の大会で11年続いたスペイン勢の牙城を崩し、アジア勢初の王者に輝いた。

 ≪錦織クレーの勝率8割超え≫錦織は今大会開幕前までの直近1年で、クレーコートは.833と高い勝率を残している。昨季はクレーコートシーズン途中でケガによる離脱があったために試合数は少ないが、ハードコートでの勝率(.796)も上回っている。ツアーの中では3位で、今季も大いに活躍が期待される。先週のモンテカルロ・マスターズも制して絶好調のジョコビッチが.941とダントツの勝率を誇り、ナダルが.875の2位で“クレーキング”の面目躍如の数字を残している。

続きを表示

2015年4月22日のニュース