松山 直接ねじ込んだ連日イーグル 最終日こそ「60台目指す」

[ 2015年4月13日 05:30 ]

18番でティーショットを放つ松山

マスターズ・トーナメント第3日

(4月11日 米ジョージア州オーガスタ オーガスタ・ナショナルGC=7435ヤード、パー72)
 12位から出た松山英樹(23=LEXUS)は8番パー5で今大会2個目のイーグルを奪い、1イーグル、3バーディー、3ボギーの70で回り通算5アンダーの211で10位に順位を上げた。首位を独走するジョーダン・スピース(21=米国)は70で、54ホール終了時点の大会新記録となる通算16アンダーの200に伸ばした。

 クラブハウス近くの巨大な木の下に設けられた取材エリア。松山は思いを吐き出した。「60台を出したいなと思うけど、なかなか出せない」。18番でボギーを叩き2日連続70。オーガスタでは11年第3日(68)しかマークしていない60台を逃した。もっと戦える自信があるからこそ、10位に浮上しても悔しさの方が大きかった。

 見せ場はつくった。8番パー5。第2打でフェアウエー中央の残り55ヤードまで運び、60度のウエッジでカップに放り込んだ。米ツアーの今季イーグル数でランキング1位を走る男が今大会2個目、今季12個目のイーグル。「うまくラインに乗せることができた」と胸を張った。しかし10、11番で3メートル前後のバーディーチャンスを逃すなど、パットの不調が響いてスコアを伸ばしきれなかった。

 前日、関係者に本音を明かした。「ケーシーくらいパットが入っていれば(首位の)スピースくらい行ってますよ」。際どいパットを決めて68をマークした同組のケーシーを引き合いに出して自身の現状を嘆いた。それほどグリーン上の悩みは深くなっている。

 ただこの日はパットに助けられた場面もあった。13番ではイーグルトライが4メートルもショートしたが、バーディーパットは沈めた。16番では2・5メートル、17番では1・5メートルのパーパットをねじ込んだ。見守った東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督も「4度目の出場で以前と比べてだいぶしぶとくなった」と粘りを称えた。

 最終日は飛ばし屋のD・ジョンソンとのラウンド。「上位と差はあるけど、少しでも縮めていけるように60台を目指す」。パーオン率は全体14位の72・22%でショットは依然好調。「ショットは良くないなりにチャンスについている。普通のパッティングがあれば60台は簡単に出せる」と言い切った。平均パット数も全体20位の1・67で実はそれほど悪くない。

 ショットとパットがかみ合えば、来年の出場権獲得(12位以内)はもちろん日本人最高成績(4位)の更新も可能。「頑張ります。それしかないでしょ」と笑った。

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