JX―ENEOS7季連続V 後半追い上げ富士通を逆転3連勝

[ 2015年4月6日 05:30 ]

富士通を破り7季連続18度目の優勝を決めたJX―ENEOSの選手たち

バスケットボール女子Wリーグプレーオフ決勝第3戦 JX―ENEOS60―56富士通

(4月5日 代々木第2体育館)
 バスケットボール女子Wリーグ・プレーオフ決勝(5回戦制)第3戦が5日に東京・代々木第2体育館で行われ、JX―ENEOS(レギュラーシーズン1位)が富士通(同3位)に60―56で3連勝し、7季連続18度目の優勝を果たした。前半で26―37とリードされたが、後半に追い上げ、第4Qは相手を3点に抑えて逆転した。渡嘉敷は25得点、12リバウンドの活躍。富士通は序盤から町田を中心に得点を重ねたが、最後は動きが止まった。プレーオフ最優秀選手にはJX―ENEOSの渡嘉敷が選ばれた。

 2点リードの残り約10秒、1メートル62の相手ガード町田が同点を狙ってドリブルでゴール下に突っ込んできた。1メートル92のJX―ENEOS渡嘉敷はその瞬間「勝ったと確信できた」。完璧なタイミングでレイアップシュートをブロックして勝負あり。「仲間もああなると分かっていたから、サポートに来なかったと思う」と7連覇を決めたビッグプレーに胸を張った。

 富士通の激しい守備にチーム全体で3点シュートがゼロ。前半で11点をリードされた。それでも日本代表のエースは「外が入らない時こそ頑張らないと」と高さを生かしたインサイドでの得点でチームを逆転圏内に踏みとどまらせた。歓喜に沸く仲間の輪の中で渡嘉敷は「年下も増えてきたし、引っ張ろうという自覚が出てきた。伝統を切りたくない思いも強い」とチーム愛を体いっぱいに表現した。

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2015年4月6日のニュース