逸ノ城、痛めた目の回復は順調 コンタクト付けっ放しを猛省

[ 2015年4月3日 17:42 ]

逸ノ城

 1日用使い捨てコンタクトレンズを1~2週間連続使用して目を痛めていた大相撲の幕内・逸ノ城(21=湊部屋)が3日、順調な回復をアピールした。

 東京・靖国神社奉納大相撲に初参加。先月31日の兵庫・姫路巡業の際には、右目の充血により“ドクターストップ”がかかって稽古を休んだが、この日は「だいぶいいです。メガネで生活していますし、病院から3種類の目薬をもらったので」と、すっかり元気を取り戻した様子。目の充血もおさまってきており、4日の神奈川・藤沢巡業から朝稽古も再開する予定だ。

 過去には、就寝時もコンタクトレンズを着用したままで最長1カ月間連続使用したこともあるという。医師から当面の使用禁止を言い渡された上に、師匠の湊親方(元幕内・湊富士)からも「それはいかんだろ」と注意を受けたとのこと。それだけに、本人は「恥ずかしい。ただ(外すのが)めんどくさかっただけだから…」と猛省している様子だった。

 そもそも、大自然を誇るモンゴルの遊牧育ちというのに、なぜ逸ノ城の視力は悪いのか。「よく言われるのですが、なんでだろ?家族は自分以外いいのに…」と、それは本人にとっても謎。現時点でどれぐらい悪いのかは「分からない」と言うが、「8歳の時に目が悪いと気づいた。お父さんから“羊を見に行け”と言われて、見に行ったら、何もいなかった。それで“いないです”と言ったら、お父さんから“普通にいるだろ!”と言われました…」。

 モンゴルの中学に通い始めた頃からメガネを掛け始め、大相撲界に入った昨年5月からは取組中でも視界が良くなるようにコンタクトを使用。裸眼の状態では「人の顔とかがぼやけて分からない」と明かすだけに、三役復帰が濃厚の次なる夏場所(5月10日初日、両国国技館)までには、なんとしてでも完治させたいところだ。

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2015年4月3日のニュース