女子7人制ラグビー JK清水がリオ五輪への扉開く

[ 2015年4月3日 05:30 ]

国内初のラグビー女子7人制日本代表の国際試合に向け、健闘を誓った清水麻有(右)と野田夢乃の女子高生コンビ

 JKコンビがリオへの道を開く!4日に開幕するラグビーのセブンズワールドシリーズ第7戦日本大会(秩父宮)で、エキシビションマッチとしてオランダ代表と対戦する女子7人制日本代表の清水麻有(17=東農大二)が、来年に迫ったリオデジャネイロ五輪出場を誓った。

 今回は国内では史上初めて行われる女子7人制代表の国際試合。野田夢乃(17=福岡高)とともに高校3年生ながら大抜てきされた清水は「自分でどんどん仕掛けたり、体を張れるところが評価されたと思う。大きい相手にも強気でいきたい」と意気込んだ。

 5年後の東京五輪を22歳で迎える清水。当初リオは視野に入ってなかったが、日本協会の推薦で昨年の夏休みにニュージーランドへ5週間のラグビー留学。「通用した部分もあって、リオを身近に感じるようになった」と目標を前倒しした。

 中学3年だった12年10月には陸上のジャベリックスロー(ジュニア世代のやり投げ)でジュニア五輪に出場した実績がありながら、高校では小3から始めたラグビー一本に絞った。代表定着へ向け「必要とされる選手になる」と目を輝かせた。

 ≪野田「積極的に走り込みたい」≫兄の影響で小4からラグビーを始めた野田は「緊張しているが、スタンドオフなので積極的にスペースに走り込みたい」と話した。県内でも強豪で知られ、15人制男子日本代表の福岡堅樹(筑波大)の母校でもある福岡高では、男子とともに練習試合に出場することもあるという。「相手も遠慮なくタックルに入ってくる」という環境で鍛え上げられたスキルを大舞台でも見せる。

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2015年4月3日のニュース