ロンドン五輪銅 早川漣が第一線退く 右肩痛悪化「真剣にやる体力ない」

[ 2015年3月26日 20:42 ]

 2012年ロンドン五輪のアーチェリー女子団体で銅メダル獲得に貢献した早川漣(27)=長崎国際大職=が競技の第一線を退いたことが26日、分かった。五輪前から抱えていた右肩痛が悪化し「真剣にやる体力がない。中途半端にはやりたくない」と理由を語った。昨年10月の長崎国体以降、練習をしていないという。

 競技が盛んな韓国出身の早川は07年に来日して日体大に入り、09年に日本国籍を取得。昨秋の仁川アジア大会でも団体銅メダルを獲得した。「日本でアーチェリーの認知度を高めることが役割だと思ってやってきた。自分ができるベストは尽くせたので、心残りはない」と話した。

 15年度は長崎県の職員として大学の選手の指導や普及活動に携わる。その後は未定だが「アーチェリーに関わっていきたい」としている。姉の浪さんも日本代表として08年北京五輪に出場した。

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2015年3月26日のニュース