沙羅、引退の兄へV贈れず…国内最終戦は2位 伊藤が優勝

[ 2015年3月22日 05:30 ]

試合後、引退する兄・寛大と記念撮影する高梨

 スキージャンプの今季国内最終戦、伊藤杯シーズンファイナルは21日、北海道札幌市の大倉山ジャンプ競技場(HS134メートル、K点120メートル)で行われた。女子はW杯総合2位の高梨沙羅(18=クラレ)が1回目128メートル、2回目119・5メートルの合計237・5点で2位に終わり、伊藤有希(20=土屋ホーム)に優勝を譲った。

 高梨は「タイミングが遅れた。今季はレベルの低いまま、安定せず、失敗もたくさんあった。改善策を考えたい」と巻き返しを誓った。またこの日は兄・寛大(22=明大)の引退試合。小さいころから一緒に練習してきただけに「背中を見て育った。兄を誇りに思う」とねぎらった。男子は今季で引退する細山周作(30=雪印メグミルク)が優勝。試合後は高橋大斗(34=土屋ホーム)、吉岡和也(36=同)らの引退セレモニーが行われた。

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2015年3月22日のニュース