カーママPO進出逃す…最終戦は完勝「3年後につながる」

[ 2015年3月20日 05:30 ]

カナダに敗れ、相手選手と握手する小笠原(左から2人目)と悔しそうな表情の吉村(同5人目)。1次リーグ敗退が決まった

 カーリングのJA全農女子世界選手権札幌大会第6日は19日、札幌市月寒体育館で行われ、日本代表の北海道銀行はソチ五輪金メダルのカナダに5―8で敗れ、1次リーグ敗退が決まった。1―0の第2エンドから連続で2点を奪われ、終盤の反撃も及ばなかった。最終戦のドイツには10―5で勝ったが上位4チームによるプレーオフ進出はならず、通算6勝5敗の6位で地元開催を終えた。

 最後は笑顔で締めた。ソチ五輪金メダルのカナダに敗れてプレーオフ進出を逃して涙を見せた日本の選手が、ドイツとの最終戦で奮闘。第1エンドで3点を奪うと勢いに乗り、5点差の完勝。地元の大声援に応えスタンドに手を振った。スキップの小笠原は「毎試合お客さんが増えていく感じだった。6回も勝利を分かち合えた。ここぞでミスもしたが(チームとして)課題より収穫が大きい」と胸を張った。

 ソチ五輪で銀のスウェーデン、銅のスコットランドを破るなど、5位だった五輪からメンバーが代わった新チームでも強豪に勝てる力を示した。出産を控え観客席から見守った船山のブラシで戦った小笠原は「必ず3年後(平昌五輪)につながる」と断言。サードの吉村は「(どのチームも)勝てない相手ではない」と自信を得ていた。

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2015年3月20日のニュース