スキー元学生王者逮捕 女子高生の板盗んだ疑い「遊ぶ金欲しかった」

[ 2015年3月18日 10:55 ]

 スキー場で高校生のスキー板を盗んだとして、北海道警小樽署は18日までに窃盗の疑いで、会社員花田雄司容疑者(30)=札幌市中央区=を逮捕した。花田容疑者は法政大在学中の2004年に全日本学生選手権のアルペンスキーの回転で優勝した経験がある。

 逮捕容疑は、1月18日正午から午後1時までの間、北海道小樽市の朝里川温泉スキー場で、女子高校生(17)のスキー板1組(時価5万円相当)を盗んだ疑い。

 同署によると、当時、同スキー場では冬季国体のスキー競技アルペン種目の道予選が開催されていた。被害者の高校生は優勝し、表彰式に参加している間にスキー板を盗まれたという。その後、高校生の父親が札幌市内の中古品店で盗まれたスキー板を見つけ、同署に被害届を提出していた。

 花田容疑者はスポーツ用品会社で勤務し、仕事でスキー場に来ていた。同署の調べに「遊ぶ金がほしかった」と供述、容疑を認めているという。

 全日本スキー連盟によると、花田容疑者は冬季五輪に出場した佐々木明、皆川賢太郎の両選手らとともに2000年代にナショナルチームのメンバーに選出されたことがある。

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2015年3月18日のニュース