カーママ米露に連敗 米国戦で凡ミス…吉村、試合中に悔し涙

[ 2015年3月18日 05:30 ]

米国戦でミスが続き、涙を流す吉村

 カーリングのJA全農女子世界選手権第4日は17日、札幌市月寒体育館で1次リーグが行われ、日本代表の北海道銀行は米国に4―6、ロシアに3―7で敗れ、通算4勝3敗で4位タイとなった。米国戦の日本は有利な後攻だった第4、5エンドに連続失点し、リードを許した。ロシア戦は前半を同点で折り返したが、後半に後攻で失点を重ね、第9エンドでギブアップ。ソチ五輪金メダルのカナダと、スイスが通算6勝1敗で並び、ロシアが5勝2敗で追う展開となった。

 痛恨の2連敗。日本は前日まで4連勝の勢いが止まり、スキップの小笠原は「若手(3人)の疲れがショットの乱れにつながっている。私もここぞというところで弱気になっている」と嘆いた。

 米国戦は第4エンド、サードの吉村がストーンを手放す前に規定のラインを越えてしまい、この一投が無効となる失敗。小笠原がハウス(円)を狙ったショットも手前で止まり、有利な後攻で2失点。初めて世界選手権を経験する吉村はその後も精彩を欠き、試合中に悔し涙をこぼした。

 ロシア戦は前半は互角の戦いも、終盤に失速。3―4の第8エンド、小笠原の一投が今度は長くなり、またも後攻で2点を失い、大勢が決した。小笠原は「体力がなければ集中力にも影響する。(強化が)足りないと、みんな実感しているんじゃないか」と口にした。

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