カーママ連続金星!ソチ銀スウェーデン&銅スコットランド撃破

[ 2015年3月16日 05:30 ]

スウェーデンに勝利し喜ぶ北海道銀行の(左から)吉村、小笠原、小野寺、近江谷

 カーリングのJA全農女子世界選手権札幌大会第2日は15日、札幌市の月寒体育館で1次リーグが行われ、日本代表の北海道銀行はソチ五輪銀メダルのスウェーデンを6―5で破って今大会初勝利を挙げると、同じく強豪のスコットランドには9―7で逆転勝ち。通算2勝1敗とした。スウェーデン戦は不利な先攻の第2エンドに2点を先制し、その後も着実に加点して逃げ切り。スコットランド戦は5―7の第9エンドで2得点し、第10エンドに勝ち越した。

 地元開催での初勝利に続いて強豪を連破すると、再び選手の笑顔がはじけた。スキップの小笠原は「ちょっと驚いている」と思わず口にした。跳びはねて喜びを表現し「世界と対等に戦えるようになった。目指したチームに近づいている」と手応えを口にした。

 14日のスイスとの第1戦で精彩を欠いた小笠原が復調した。スウェーデン戦は不利な先攻の第2エンドに正確なドローショットで相手ミスを誘い2点先制。ソチ五輪ではパワーで見劣りしたが、新チームは速いショットを投げられる選手がそろい「作戦の幅が広がり、リードすれば逃げ切れるようになった」という。

 この試合でも小野寺や吉村が力強いショットで複数のストーンをはじき出し、大量失点を防いだ。英国代表としてソチ五輪で銅メダルを獲得したスコットランドとの一戦は第10エンドに相手スキップ、ミュアヘッドの最後の一投がハウス(円)の中心を外れるミスとなって2点が入った。勝てたのは同点で粘ったからこそ。小笠原は「自分たちはまだ1年目。上に上がるどうこうは考えていない」と話したが、プレーオフも狙える状況になってきた。

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2015年3月16日のニュース