葛西、最年長V更新も視界に…残り2戦「いっちゃうよ。これは」

[ 2015年3月16日 01:27 ]

個人29戦で2位になり、表彰台に立つ葛西(左)。左から2人目は優勝したフロイント(AP)
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ノルディックスキーW杯ジャンプ男子個人第29戦

(3月15日 ノルウェー・オスロ)
 16年前にW杯通算5勝目を飾った思い出の地オスロ。ノルディックスキーの聖地で再び頂点に立つことはできなかったが、堂々の飛躍で2位に入り、自身の持つW杯での最年長表彰台記録を更新した葛西は何度もVサインをつくった。

 「オスロのすごい観客の前で、いい成績を出したいとずっと思っていた。この年で表彰台に上がれてうれしい」

 今季は風に泣かされることが多かった葛西。この日は1回目にまずまずの風に恵まれ、128・5メートルの好飛躍で2番手につけると、2回目も同じ128・5メートル。その時点でトップに立ち、2位以上を確定させた。最後に飛んだセベリン・フロイント(ドイツ)に抜かれ、11月のルカ大会以来の優勝はならなかたが、レジェンドがその存在感を見せつけた。

 「フライングヒルがますます楽しみになってきた。いっちゃうよ。これは」と葛西。W杯個人の残り2戦は得意のフライングヒル。今季2勝目、最年長優勝記録の更新も視界に入れている。

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