吉田 「後悔はない」納得17位も…残り5キロ力不足を痛感

[ 2015年3月3日 05:30 ]

 ノルディックスキー世界選手権最終日はスウェーデン・ファルンで行われ、1日の距離男子50キロクラシカルで日本勢は吉田圭伸(自衛隊)が2時間27分31秒3で17位となったのが最高だった。ペッテル・ノールトゥグ(ノルウェー)が2時間26分2秒1で制し、今大会4個目の金メダルを手にした。全競技が終了し、日本はジャンプで女子の伊藤有希(土屋ホーム)が2位、混合団体が3位で、前回と同じメダル2個を獲得した。次回大会は17年にフィンランドのラハティで開催される。

 吉田は先頭集団に食らい付き、45キロを6位で通過するなど終盤まで入賞可能な位置に踏みとどまっていた。だが、残り5キロのペースアップについていけなかった。「チャンスだったけど、力不足。力を出せなくて駄目だったわけじゃないので、後悔はない」とさばさばと振り返った。日本の距離陣は予算不足のため今大会後のW杯終盤戦に出場できなくなった。苦境の中で奮闘した吉田は「このままではクロスカントリー界が終わってしまう。今の世代を担っている僕らがやらなければ」と危機感を強めていた。

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2015年3月3日のニュース