錦織 2戦連続逆転勝ちで4強 世界156位に苦戦も底力見せた

[ 2015年2月14日 12:22 ]

メンフィス・オープン準々決勝でショットをリターンする錦織(AP)

 男子テニスのメンフィス・オープンは13日、米テネシー州メンフィスで行われ、前身の全米室内選手権から3連覇を狙う世界ランク5位で第1シードの錦織圭(25=日清食品)は準々決勝で同156位のオースティン・クライチェク(24=米国)と対戦し、4―6、6―3、6―4で逆転勝ちし、4強へ駒を進めた。

 IMGアカデミーの“同窓生”でもあるクライチェクを相手に、錦織は第1セット、ファーストサーブの確率が悪くなかなか主導権をつかめない。互いにサービスゲームをキープして迎えた第9ゲーム、錦織は30―15から2本続けてアウトとなってブレークポイントを握られると、一度はジュースに持ち込んだが、最後はダブルフォールトでブレークを許した。続く第10ゲームはこの試合初めてブレークポイントを握る粘りを発揮したが、7度のジュースの末に最後は錦織のフォアハンドがアウトとなってクライチェクがキープ。錦織は初戦の2回戦に続いて第1セットを落とした。

 第2セットも第2、4ゲームをラブゲームでキープされるなど、第1セットの不調を引きずっていた錦織。しかし相手のミスにも助けられて第8ゲームをブレークすると、第9ゲームはラブゲームでキープし、ファイナルセットへと勝負を持ち込んだ。

 第3セットは、第1ゲームでいきなりブレークした錦織だったが、第8ゲームでブレークバックを許してゲームカウント4―4と互角の展開に。第9ゲームでリターンエースを決めてブレークに成功すると、第10ゲームをきっちりキープ。6―4でこのセットをものにし、苦しみながらも逆転勝利を収めた。

 ▼錦織圭の話 相手はサーブが良く的を絞らせてくれなかった。ミスも多いし、サーブも良くしないといけない。

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