東京マラソン控えテロ対策訓練 警視庁「警備万全に」

[ 2015年2月13日 17:58 ]

 22日に開かれる東京マラソンを控え、警視庁新宿署などは13日、スタート地点の東京都庁都民広場(新宿区)で、一般参加のランナーを装った男が爆発物や凶器を持ち込むケースを想定したテロ対策訓練を実施した。

 ランナーの手荷物検査場で、爆発物の入ったバッグを持ったテロリスト役の2人が警備員の検査を拒み、拳銃やナイフを取り出して抵抗。発砲した1人に警備犬が飛びかかり、機動隊員が2人を取り押さえた。

 その後、警視庁の爆発物処理班が出動。ロボットを遠隔操作して現場に残されたバッグを広い場所に移し、防護服姿の機動隊員が伸縮式のアームで専用容器に収納した。

 警視庁によると、東京マラソンは約3万6千人が参加する見込み。種谷良二副総監は訓練後のあいさつで「国際テロはこれまでにない厳しい情勢だ。警備を万全にし、未然防止に努める」と話した。

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2015年2月13日のニュース