４度目準Ｖにぼうぜん　Ａ・マリー、また届かず「今度は違う結果を出したい」

　また頂点に届かなかった。全豪で４度目の準優勝に終わったＡ・マリーはベンチでぼうぜんとした表情を浮かべた。大きく曲がり落ちるトップスピンやスライスを操って世界ランキング１位と打ち合ったが、疲れの見えた第４セットは１ゲームも奪えなかった。「来年また決勝に戻ってきて、今度は違う結果を出したい」と再挑戦を誓った。

　２セットを終えて試合時間は２時間半を超えた。追い付いて勢いづくＡ・マリーは第３セット第１ゲームで積極的に攻めてブレーク。第２ゲームは３本のサービスエースを決めた。しかし、その後は１３ゲームのうち１ゲームしか奪うことができず、完全に失速した。

　２年前に腰を手術し、不振が続いた昨季途中に女子で元世界ランキング１位のモレスモさん（フランス）をコーチに迎えた。賛否両論がある中「女性だって素晴らしいコーチになれる」と２人で臨んだ四大大会で初めての決勝で最高の結果を出すことはできなかった。