元大関琴光喜が国技館に　解雇後初めて「入るのは緊張した」

　野球賭博に関与したとして２０１０年７月に日本相撲協会を解雇された元大関琴光喜の田宮啓司氏が１日、角界を離れてから初めて東京・両国国技館を訪れた。少年相撲の国際親善大会「白鵬杯」に出場した息子の応援のためで「入るのは緊張した。正面（玄関）から入るのは不思議な感じだった」と穏やかに語った。

　４月に３９歳となる田宮氏は２月７日に東京都内で断髪式も行う。「未練みたいなものは今はないけど、切る時は思うかもしれませんね」と話した。愛息に向けては「相撲取りになってもらいたい」と希望も語った。