藍“欲封じ”70で予選通過!手応え24位「緊張感プラスに」

[ 2015年1月31日 05:30 ]

第2ラウンド、5番でバーディーパットを決めガッツポーズの宮里藍

USLPGAツアーコーツ選手権第2日

(1月29日 米フロリダ州オカラ ゴールデンオカラ・クラブ=6541ヤード、パー72)
 43位から出た宮里藍(29=サントリー)は日没サスペンデッドのため30日に第2ラウンドの残り3ホールを消化し、4バーディー、2ボギーの70として通算1アンダーで24位に浮上した。76の宮里美香(25=NTTぷらら)は通算6オーバーの85位、77の上原彩子(31=モスフードサービス)は通算11オーバーの110位で予選落ちした。張(ジャン)ハナ(22=韓国)が通算12アンダーで首位に立った。

 2日目は3ホールを残した宮里だったが「6番が難しいのでギリギリ終えられて良かった」と笑顔だった。

 10番からスタートすると、好調のショットで15番パー3は1メートル、続く16番は4メートルにつけ、連続バーディーを奪った。初日につかんだパットの好感触も続いており、後半の3番は奥から4メートルを沈めてガッツポーズ。5番は6メートルを読み切り、「ロングパットが入りだしているので流れが変わる」と満足そうに振り返った。

 朝は緊張で体が動くようになるまで3ホールほど要したという。不振に終わった昨年とは違う手応えを感じており、「内容が良いとどうしても自分に期待してしまい、スコアを出したいという欲が湧いてくる」と好調がゆえに湧いてきた欲と闘っていた。それでも淡々とプレーを続け、「緊張感がプラスに働いてくれた」と上位浮上を果たした。

 宮里の完全復活に期待が高まるが、本人は「ゴルフは何があるか分からないし、調子もまだ日替わり」と冷静。「まずはしっかりと3ホールを消化して決勝ラウンドのことを考えたい」と足元を見つめた。

 30日に残りの3ホールを消化。スコアを1つ落としたが、予選通過を果たした。復活を懸けた戦いはここからが本番だ。

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