みなみ 狙うプロツアー2勝目!毎日スポーツ人賞新人賞を受賞

[ 2015年1月30日 05:30 ]

<2014毎日スポーツ人賞表彰式>母・久美さん(右)と会見に臨んだ勝みなみ

 「2014毎日スポーツ人賞」(スポーツニッポン新聞社共催)の表彰式が29日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで行われ、新人賞を受賞した女子ゴルフでアマチュアの勝みなみ(16=鹿児島高1年)はツアー2勝目に向け、メンタルを磨くことを誓った。グランプリに輝いたフィギュアスケートの羽生結弦(ゆづる、20=ANA)はコメントを寄せ、3月の世界選手権(カナダ)へ意欲。受賞パーティーには東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(77)も駆けつけた。

 16歳の初々しいスピーチに会場の空気がなごんだ。壇上に上がった勝は「このような素晴らしい賞を頂けて本当に光栄です」とコメント。「昨年はプロツアーで1勝することができました。今年は2勝目を目指して頑張りたいです」と続けると、大きな拍手が巻き起こった。

 新人賞を励みに、今、照準を絞っているのが、自身の女子ツアーの初戦に予定しているKKT杯バンテリン・レディース(4月17~19日、熊本空港CC)だ。昨年、15歳の史上最年少でツアー初優勝を飾った大会で、連覇への期待が懸かる。

 勝の新シーズンはすでに始まっている。先週はナショナルチームの派遣試合であるオーストラリア・アマに出場。試合はストロークプレーとマッチプレーを組み合わせて行う方式だったが、勝はストロークプレーの上位32人が進出するマッチプレーに進むことはできなかった。新年初戦を終え、「課題は気持ち。気持ちが切れるとゴルフが悪い方にいってしまう」と反省。強固なメンタルをつくるために「普段の生活から1つのことに集中することを目標にしたい」と決意を新たにした。

 集中力を養うためにも「勉強も頑張ります」と宣言。2月末にはナショナルチームの一員としてグアム合宿に参加。トレーニングを中心に、打ち込みなども徹底的に行う予定で、心身ともに1年間戦える状態に鍛える。

 忙しい日々を過ごす16歳だが、年末年始は地元・鹿児島でリラックス。地元の神社に初詣に行き、おみくじを引くと「小吉だった」が、願いは「努力をすればいつか叶(かな)う」と記されていたという。今年の目標はプロ転向も見据えてのツアー2勝目。その願いを実現するためにも、今はKKT杯連覇へ集中力を高めている。

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2015年1月30日のニュース