葛西 失速6位 1本目3位も「自然と力が入っちゃった」

[ 2015年1月25日 05:30 ]

6位に終わり、苦笑いを浮かべ、引き揚げる葛西

 ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子札幌大会第1日は24日、札幌市大倉山ジャンプ競技場で個人第17戦(HS134メートル、K点120メートル)が行われ、葛西紀明(42=土屋ホーム)は1回目に128メートルで3位につけたが、2回目は122・5メートルにとどまり、合計256・2点で6位だった。ペテル・プレブツ(スロベニア)が130メートル、131メートルの合計276・4点で今季初優勝し、通算4勝目を挙げた。

 地元初優勝に、あと一歩届かなかった。1回目128メートルの3位で首位を射程圏に捉えたが、2回目122・5メートルに終わり6位となった。試合後、「悔しい。自然と力が入っちゃった。日本語が聞こえると、やってやろうという気持ちが強くなる」。これまで札幌大会の個人戦は04、10年の2位が最高だっただけに、3300人の観客の優勝への期待に応えられず悔しがった。

 20日にW杯遠征から帰国すると、妻・怜奈さんと札幌近郊の定山渓温泉に宿泊し、つかの間の休息で英気を養ったという。今回の札幌大会は例年以上にW杯総合上位の選手が集結するが「やりがいがある。強いヤツを抑えて勝ちたい。(6位で)優勝につながる悔しさができて良かった」とし、25日に初優勝を目指す。

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