両陛下4年ぶり大相撲観戦 身を乗り出し熱戦に拍手

[ 2015年1月18日 19:47 ]

 天皇、皇后両陛下は18日夕、東京・両国国技館で大相撲初場所中日の取組を観戦された。両陛下の大相撲観戦は2011年1月の初場所以来。

 両陛下は日本相撲協会の招待を受け、ほぼ毎年初場所を訪れるのが慣例だった。しかし力士暴行死事件や大麻問題など角界の不祥事が相次ぎ07年初場所を最後に3年間、観戦を見合わせていた。11年の初場所直後に八百長問題が発覚、再び観戦が途絶えていたが、昨年、協会の公益財団法人移行が認定されたこともあり、4年ぶりの観戦が実現した。

 両陛下は中入り後の後半から2階の貴賓席に着き、北の湖理事長の説明を受けながら結びまでの10番の取組に身を乗り出して見入り、勝負が決まると拍手を送った。

 北の湖理事長によると、天皇陛下は外国人力士の出身国などを尋ねたり、「(40歳の)旭天鵬は幕内を長く務めていますね」と話したりした。皇后さまも「横綱は強かったですね」と感想を述べた。記者会見で理事長は、両陛下の観戦を受け「相撲という伝統を守っていくという覚悟を持ってやっていかなければいけない」と述べた。

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2015年1月18日のニュース