平野、石川組が2年連続3度目V 高校生ペアに苦戦も意地の逆転 

[ 2015年1月17日 16:09 ]

女子ダブルス決勝で苦しみながら優勝を果たし安堵の表情で平野と抱き合う石川

 卓球の全日本選手権第6日は17日、東京体育館で行われ、女子ダブルスはロンドン五輪団体銀メダル・ペアで第1シードの平野早矢香(29=ミキハウス)、石川佳純(21=全農)組が2年連続3回目の優勝を飾った。決勝では阿部愛莉、森薗美月組(ともに大阪・四天王寺高)にリードを許す場面もあったものの、フルゲームの末に3―2で撃破し、意地を見せた。

 第1ゲームを11―6で先取した平野・石川組だったが、第2ゲームを9―11で落とすと、続く第3ゲームも7―11で失ってしまう。だが、第4ゲームを苦しみながらも14―12で取ると、最終第5ゲームは粘る阿部・森薗組を11―8で振り切った。

 平野が「苦しい試合でした」と言えば、石川も「思っていた以上に(相手に)思い切ってプレーされてやりにくかった」と振り返った。女王ペアの意地を見せての逆転勝ち。石川は「自分たちの力を信じてやるしかなかった。(ピンチを)乗り切れてよかった」と安堵の表情。

 今大会は若手が台頭しているが、平野は「佳純(石川)だってまだ21歳で若いんですよ。いい試合ができて自信になった。まだまだ強くなれるような気がします」と笑った。

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