“みうみま”フルゲーム惜敗 五輪銀ペア佳純&早矢香追い詰めた

[ 2015年1月17日 05:30 ]

平野早(手前左)、石川組に相手に健闘した伊藤(奥左)、平野美組

 卓球全日本選手権第5日は16日、東京体育館で行われ、女子ダブルス5回戦で14歳ペアの平野美宇(エリートアカデミー)、伊藤美誠(スターツ)組が第1シードの石川佳純(21=全農)、平野早矢香(29=ミキハウス)組に2―3で敗れた。平野美、伊藤は同シングルス5、6回戦を勝ち上がり、自己最高の8強入り。石川、平野早組は準々決勝で石川梨良(17)、加藤美優(15=ともにエリートアカデミー)組を3―1で下し、4強入りを決めた。

 大接戦を演じた。“みうみま”コンビはロンドン五輪団体銀メダル・ペアと初対戦ながら、第1ゲームを先取。“みう”こと平野美が相手を崩し、“みま”こと伊藤がチャンスを仕留めるパターンで攻めた。しかし、次第にコースを読まれ始め、第3ゲームの7―4から逆点を許した。最終ゲームは出だしで石川の強烈なレシーブエースを食らい、流れを引き寄せられなかった。

 伊藤は「たまにしか来ないチャンスをミスしてしまった」と漏らし、平野美は「私がカウンターできなかった」と互いをかばった。敗れはしたが、先輩ペアの気迫あふれる雄叫びに、平野美は「気合入ってて、相手にしてもらえるんだと思った」と前向き。中学2年の2人はシングルスで8強に入った。07年に中学2年だった石川が4強入りして以来の好成績で世界選手権代表入りの可能性も残した。17日の準々決勝では平野美は前田美優(18=希望が丘高)、伊藤は石川と対戦する。

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2015年1月17日のニュース