逸ノ城 半端立ち合い…防戦一方の完敗に「勝ちたかった」

[ 2015年1月12日 05:30 ]

遠藤は笑顔、逸ノ城は険しい顔

大相撲初場所初日

(1月11日 東京・両国国技館)
 自らの左足が土俵外に出たことに気付かず、行司に制止された逸ノ城はキツネにつままれたような表情だった。「(立ち合いで前へ)足が出なくて中途半端になった。残そうと思って下がったら(俵の外に)足が出ていた」。立ち合いの右かち上げが不発で、狙いの左上手を取れなかった。突き放されて防戦一方のまま完敗だった。

 横綱・大関の上位陣に挑んで敗れた時とは異なる悔しさ。「(悔しさが)全然、違う。勝ちたかった」。先月は遠藤が所属する追手風部屋に計4日間出稽古した。「稽古したんで、そんなに考えることはない」と対策に自信を持った。だが、ライバルに稽古場と本場所の違いを痛感させられた。「あすから頑張ります」。悔しさをバネに2日目からの巻き返しを誓った。

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2015年1月12日のニュース