帝京大 筑波大・福岡止めて6連覇だ!流主将「全員で戦おう」

[ 2015年1月10日 05:30 ]

決勝に向けて練習する帝京大の選手

 ストップ・ザ・福岡で6連覇だ。10日に行われるラグビー全国大学選手権決勝(味スタ)を前に、帝京大が東京都日野市のグラウンドで最終調整。小一時間の密度の高い練習後、ジャージー授与式で最後に受け取ったSH流(ながれ)主将(4年)は「メンバーだけでなく、全員で戦おう。そして最後に笑おう」とV6宣言。目頭を熱くした142人の全部員を前に熱弁を振るった。

 筑波大には昨年10月の対戦では31―10で勝利しているが、当時は相手に故障者が多く、フルメンバーとはほど遠かった。日本代表WTB福岡(3年)もその一人。2年前に決勝で対戦した際にもトライを許しているエース封じが優勝への近道となるが、岩出監督は「いかに生きたボールを渡さないか」と指摘。1対1で止めるのではなく、攻撃の起点からプレッシャーを掛け、福岡に走らせるスペースを与えないことが肝要と説く。バックスの要、FB森谷(3年)も「いいテンポでアタックされる前に止める」と宣言。最近4年で唯一黒星を喫した因縁の相手を倒し、連覇記録を更新する。

 ▽12年度の大学選手権決勝 関東大学対抗戦では、筑波大が24―10で勝利し、6勝1敗で並んだ筑波大、帝京大、明大の3校が同時優勝。13年1月の大学選手権決勝は帝京大と筑波大が勝ち上がり、帝京大が39―22で勝ってリベンジし、史上初の4連覇を達成。当時1年だった筑波大の福岡は、前半34分に自ら上げたパントキックを拾ってトライを挙げるなど、存在感を見せた。

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2015年1月10日のニュース