米国の立候補都市はボストンに決定 24年夏季五輪有力

[ 2015年1月9日 17:07 ]

 2024年夏季五輪招致を目指す米国オリンピック委員会(USOC)は8日、同国の立候補都市をボストンに決めた。全米約35都市から絞り込まれ、最終候補に残ったロサンゼルスとサンフランシスコ、ワシントンを破った歴史ある東海岸の都市は、招致レースでは有力候補との見方もある。

 米国は1996年アトランタ大会以来となる夏季五輪開催を目指す。世界有数の学園都市で知られるボストンは、大学の協力を得て既存施設を活用するコンパクトな計画。大リーグなどのプロリーグや伝統のボストン・マラソンなどスポーツが盛んで、USOCのプロブスト会長は「非常に強力なパートナー」と自信を示した。

 米国は近年の五輪招致で12年のニューヨーク、16年のシカゴと惨敗が続く。しかし、昨年5月にNBCユニバーサルが国際オリンピック委員会(IOC)と32年夏季五輪まで6大会の放送権の大型契約を結ぶなど、IOCは「ドル箱」の米国との関係を再び強めている。

 東京の次となる24年夏季五輪招致は既にローマが立候補を表明し、ドイツはベルリンとハンブルクが争う。パリなども名乗りを上げる見通しで、開催都市は17年に決定する。(共同)

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2015年1月9日のニュース