御所実 意地の1トライも…WTB竹山「同じ高校生なのか」

[ 2015年1月8日 05:30 ]

東福岡に大差で敗れ、肩を落とす御所実の選手たち

全国高校ラグビー決勝 御所実5―57東福岡

(1月7日 東大阪市・花園ラグビー場)
 なすすべなく御所実が散った。2人がかりでも止められない東福岡に守りをズタズタにされ、後半24分にモールで1トライを返すのがやっと。決勝史上最多失点、最多得点差で敗れた。

 準決勝までに10トライを挙げたWTB竹山晃暉は「フィジカルの力、判断力は同じ高校生なのかな、と思えた」と肩を落とした。元幕下力士の和彦さん(44)を父に持ち、体の強さには自信があった。だが、その強みが攻撃で生かせない。数少ないチャンスは「簡単につぶされました」と見せ場なく終わった。

 3度目の準優勝になった竹田監督も「完敗でした。何もできなかった。それぐらい相手が素晴らしかった」と冷静に大敗を受け止めた。決勝に進出した2年前に続き、またもたどり着けなかった頂点。指揮官は目に力を込め、「必ずまた帰ってきます」と前を向いた。

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