バスケ和歌山が活動停止 シーズン途中、経営難で

[ 2015年1月7日 20:32 ]

 バスケットボール男子のナショナルリーグ(NBL)で経営難に陥っていたプロチームの和歌山が7日、シーズン途中での活動停止を公式サイトで発表した。経営改善のため昨年6月に運営体制を一新したが、元所属選手らへの報酬未払いが発覚するなど安定しなかった。

 東京都内で記者会見したNBLの丸尾充理事長は、昨年12月に和歌山から資金援助を要請されたが、具体的な再建計画がなかったために断った経緯を説明。和歌山県協会が中心となって新たな運営会社を探しているとし「地元企業の協力態勢が見えている。地元がチームを残そうとしている」と語った。

 和歌山の次戦は21日で、チームが消滅した場合はリーグ日程を組み直す必要がある。「両方の可能性を見ながら進めていく。選手のためにできるだけのことはしたい」と、来週中に現行の13チームを維持するかどうかを判断する考えを示した。

 旧日本リーグで13度の優勝を誇ったパナソニック(13年に休部)を引き継ぐ形で発足した和歌山は、昨季スタートしたNBLでいきなり準優勝したが、今季は4勝17敗と低迷していた。

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2015年1月7日のニュース