2位・明大 4分59秒差も諦めない!「1人1分詰める」

[ 2015年1月3日 05:30 ]

2位でゴールする明大・文元慧

第91回箱根駅伝

(1月2日 東京・大手町~箱根・芦ノ湖、往路5区間107・5キロ)
 奇跡を信じて、厳しい現実に立ち向かう。66年ぶりの総合優勝を目指す明大は5時間28分57秒で2位に入ったが、青学大に4分59秒の大差をつけられた。昨年11月の全日本大学駅伝を圧勝し、優勝候補筆頭の駒大は5時間31分23秒の4位。連覇を目指す東洋大が5時間30分47秒の3位、早大は5時間33分2秒の6位と出遅れた。

 逆転が絶望的な大差でも、誰一人希望を失ってはいない。66年ぶりの総合優勝を狙う古豪・明大は、大きなミスなく64年ぶりの往路2位とまとめたが、青学大とは4分59秒差。「(青学大に)ああいう走りをされるとお手上げ」とライバルを称えた西監督は、復路に向け「諦めませんよ。5人でしっかり追っていきたい。1人1分詰めればいい」と前を向いた。

 1区からほぼプラン通りのレース展開で、4区終了時点で首位・駒大と47秒、2位・青学大と1秒差の好位置。左太腿裏に故障を抱えながら5区を任された文元(4年)は、静かに闘志を燃やしていた。昨年11月の全日本大学駅伝では1区で区間17位と大ブレーキ。レース後、指揮官から「チームを辞めろ!」と罵倒された。情けなかった。落ち込んだ。でも、このまま終わるわけにはいかなかった。「絶対、箱根で見返してやろうと思った」。反骨心が、山を上る原動力だった。

 1時間21分13秒の区間6位。最高ではなかったが、最低限のレースはした。だが、ライバルが箱根史に残る激走を披露。スタート時、1秒前にいた神野の姿は、時間を追うごとに遠ざかった。「逆転できると思っていた。正直、あの走りは想定外。全然、歯が立たなかった。感服、脱帽です」と文元は悔し涙を浮かべる。20キロすぎに駒大をかわしたのが、せめてもの意地だった。

 現4年は入学時から期待され“最強世代”と呼ばれてきたが出雲、全日本、箱根の3大駅伝で無冠。集大成の今大会は5000メートルで現役学生最速・13分28秒79の記録を持つ八木沢、前回大会で9区を走った前野が、故障でメンバーから外れた。復路は6区の山田以外は下級生でつなぐ。「何が起こるか分からない。最後まで諦めずに走ってほしい」と文元。山田の1万メートルの自己ベスト28分35秒76は今の明大で最速。世代一のスピードが、逆襲の号砲を鳴らす。

 ▽往路優勝と総合優勝 過去90回で往路優勝のチームは、61回総合優勝を飾っている。青学大の総合優勝の確率は67・8%。また、往路での5分以上の差を復路で逆転した例は、86年の順大(往路5位で1位の早大と6分32秒差)までさかのぼる。

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