帝京大 前人未到の6連覇に王手 慶大に9トライ圧勝

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<帝京大・慶大>後半29分、慶大の2人がかりのタックルを振り切り、トライを決める帝京大・イラウア(中央)

ラグビー全国大学選手権 帝京大53―10慶大

(1月2日 秩父宮)
 帝京大が6連覇へ王手をかけた。準決勝は昨季と同じ慶大が相手。序盤は慶大のスクラムに押し込まれる場面もありながらも、BK陣がキックを多用して敵陣にボールを運ぶ。前半14分、FW河口からSO松田が抜け出しCTB金田が初のトライを奪う。

 その後は徐々にスクラムでも慶大を圧倒し始めると前半は26―10で折り返す。後半は完全に帝京大ペース。うまくパスが回り出すと流れるような攻撃で後半は失点を許さず、結局9トライ4ゴールを奪い53―10で快勝し決勝に駒を進めた。岩出雅之監督は「スペースを見つけてうまくキックできたのが良かった。想像していたゲームプランだった」と作戦通りに満足そう。1トライ4ゴールを挙げた司令塔の松田は「しっかりと敵陣でプレーすることができた。悪くなかったと思う」と話した。

 決勝は筑波大が相手。松田は「しっかりとボールを運んで敵陣でプレーすればいい。自分のプレーしたい」と重圧はない。岩出監督も「一年一年の積み重ね。集中して迷わずに全力で頑張ってくれたらいい」。6連覇へ止まらない。

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2015年1月3日のニュース