筑波大 残り6分13点差逆転 対抗戦5位から下克上

[ 2015年1月3日 05:30 ]

<筑波大・東海大>東海大に逆転勝利し、歓喜の筑波大フィフティーン

ラグビー全国大学選手権 筑波大17―16東海大

(1月2日 秩父宮)
 準決勝が行われ、筑波大が東海大に17―16で逆転勝利を収め、2シーズンぶり2度目の決勝進出を決めた。筑波大は後半残り6分まで13点のリードを許しながら、その後2トライ2ゴールを決めて逆転。関東大学対抗戦では3勝4敗の5位ながら、下克上初優勝に王手をかけた。また、前人未到の6連覇を目指す帝京大は、慶大に53―10で圧勝。決勝は10日に東京・味の素スタジアムで行われる。

 日本代表WTB福岡もノーサイドの瞬間は思わず跳び上がって喜んだ。3―16の劣勢から、後半残り6分で逆転勝利。古川拓生監督は「選手が80分間、自分たちを信じてやり切ってくれた。FW陣の集中力が素晴らしかった」と目を細めた。

 攻め手は尽きたかに思われた。FW8人の平均体重は東海大104・1キロに対して94・9キロ。約10キロの重量差をセットプレーで露呈し、スクラムは押せず、接点では食い込まれて走力のあるバックス陣に速いテンポでボールを回せない。後半27分、相手FB野口竜に3本目のドロップゴール(7G)を決められて13点差に。ただ、体重差を運動量でカバーし、失トライを1つに抑えた先に、ハッピーエンドが待っていた。

 在学5年目の4年生、フッカー村川は「攻め込まれたというより、DGでの失点だったので負ける気は全然なかった。みんな最後まで笑っていた」と振り返る。徐々にスタミナが切れてきた相手に対し、全員が80分間フル出場した筑波大フィフティーンは足を動かし続けた。後半34分、相手のミスからゴール前でペナルティーを得ると、モールとラックを重ねてNo・8山本がトライ。さらに相手キックオフで試合が再開されると村川、WTB山内らが前に運び、最後はフォローに走ったプロップ橋本が値千金のトライ。106キロの巨漢を飛ばした橋本が「走らなきゃ勝てない展開だったので」と話せば、村川も「あんなに動けるプロップはいない」と称えた。

 2年前の準決勝でも東海大と対戦し、後半35分に3点差から逆転勝利した。前日のミーティングで「残り20分、残り5分で試合が動く覚悟を持って臨んでほしい」と選手に訴えかけていたという古川監督。決して折れない心で、高く分厚い深紅の壁に挑む。

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