青学大・神野 山上りで驚異のハイペース「夢なんじゃないかな」

[ 2015年1月2日 13:51 ]

トップでゴールし雄叫びを上げる青学大・神野大地

第91回箱根駅伝往路

(1月2日)
 3代目“山の神”誕生だ。青学大の5区・神野大地(3年)が、柏原竜二(東洋大→富士通)の持つ5区の記録を上回るタイムで駆け抜け、大学史上初の往路Vへ導いた。

 1位・駒大に46秒遅れて小田原中継所でタスキを受けると、ハイペースで走り続け10キロ過ぎで駒大・馬場翔大(4年)を抜かしトップへ。その後もペースを緩めることなく、1時間16分15秒で走り切った。

 2代目“山の神”と呼ばれた柏原竜二(東洋大→富士通)が12年に作った記録が1時間16分39秒。今回コース変更したため、第90回までのタイムは参考記録となるが、前人未到とも思われた記録を20秒以上上回る驚異的なタイムで山を登り切った。

 ガッツポーズでゴールした神野はチームメートと抱き合い、その後も元気いっぱい。しっかりとした足取りで歩き、初の往路優勝の喜びにひたった。

 往路優勝インタビューで「往路優勝のテープ切る想像はずっとしていたので、今は夢なんじゃないかなと思うくらいうれしいです」と夢が現実となったことに笑顔。「ここまで自分が走れると思ってなかったので、5区を走って本当に良かったです」と充実感をにじませた。

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