町田樹が突然の引退表明 大学院進学 研究者目指す

[ 2014年12月28日 21:18 ]

突然の現役引退を発表した町田は涙するファンの拍手を受けながら笑顔でリンクを去る

 フィギュアスケートのソチ冬季五輪代表、町田樹(関大)が28日、現役引退を突然表明した。この日選出された世界選手権の代表も辞退した。

 今後は早大大学院に進学し、スポーツ科学の研究者を目指すという。

 長野市ビッグハットで行われた代表発表の氷上で「全日本をもって引退することを本日決断した。今後は新たな道でゼロからスタートする。研究者として静かに見守ってくれるなら幸い」と話した。

 町田は全日本選手権でSP2位だったが、最終的には4位に。ジャンプの着地に失敗して壁にぶつかる場面があるなど精彩を欠いた。「失敗はあったけど、全てを込めたつもりです」と話していたが、その翌日に引退を発表した。

 2週間前のGPファイナルは最下位の6位。帰国後に風邪を発症し、38度の高熱で寝込んだ。熱が下がって大会に入ってもせきをする場面が何度もあった。全日本選手権では本来の力を出し切れなかった。

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