佳菜子、巻き返し不発で5位も「必ず強くなって戻ってくる」

[ 2014年12月28日 20:04 ]

<女子フリー>演技を終え、キスアンドクライで厳しい表情を浮かべる村上(中央)

フィギュアスケート全日本選手権 女子フリー

(12月28日 長野市ビッグハット)
 前日27日のSP9位スタートから巻き返しを狙った村上佳菜子(20=中京大)だったが、フリー110・74点、合計168・29点で5位に終わった。
 
 演技を終えた村上は「終わってしまったなという気持ちです」とポツリ。SPでの出遅れが精神的にも響き「なかなか気持ちを切り替えることができなくて、きのうの夜もちょっと大変だった」という。それでも「棄権する気はないので、やるしかないという気持ちでやりました」と振り返ったが、結果はついてこなかった。

 日本の女子フィギュア界を引っ張ってきた浅田真央(24=中京大)が休養中で、昨年覇者の鈴木明子(29)は引退。“新エース”として村上にかかる期待は大きかった全日本選手権だったが「やっぱり背中を見てやってきたので、目標とする人が目の前にいないのがちょっと…。自分自身で頑張らないといけないので、そこが今までと違って苦しい」と村上。「それでもやらなきゃいけないので、来シーズンは必ず強くなって戻ってきたいと思います」と最後は自分を奮い立たせてたいた。

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2014年12月28日のニュース