羽生、全日本3連覇達成!今年ラスト演技で圧巻の舞い!

[ 2014年12月27日 22:58 ]

<男子フリー>声援にこたえる羽生

 フィギュアスケートの全日本選手権は27日、来年3月の世界選手権(中国・上海)の代表選考会を兼ねて長野市ビッグハットで行われ、男子ショートプログラム(SP)首位の羽生結弦(ゆずる、20=ANA)がフリーでもトップの192・50点をマーク。合計286・86点で全日本3連覇を達成した。

 最終組21番目に登場した羽生。冒頭の4回転サルコーは着氷ミスで転倒したものの、続く4回転トーループを成功させると、後半のコンビネーションジャンプなどを鮮やかに決める圧巻の演技を披露。場内がスタンディングオベーションで沸き返る中、ひとつ大きくうなづき、表情に満足感を浮かべた。

 全日本優勝で世界選手権代表の座は確定。今後は男女通じて日本初の世界選手権連覇に照準を合わせる。11月の中国杯で負傷しながら、NHK杯に強行出場。その後、GPファイナル、全日本選手権と過密スケジュールをこなしてきた。羽生はケガの影響を口にしないが、今も右足首にはテーピングが施されている。来年2月に行われる四大陸選手権(韓国・ソウル)は回避が濃厚。万全な状態で世界選手権を迎えるため、拠点のカナダ・トロントでじっくり調整する方針となっている。

 ジュニアGPファイナルを制した宇野昌磨(17=中京大中京高)251・28点で2位、SP6位から巻き返した小塚崇彦(25=トヨタ自動車)が245・68点で3位に入った。

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