町田2位「評価できる」90・16点 今季最初で最後の国内

[ 2014年12月27日 05:30 ]

演技後、感極まる町田

フィギュアスケート全日本選手権第1日 男子SP

(12月26日 長野市ビッグハット)
 氷上の哲学者・町田の演技は雄弁だった。冒頭の4回転トーループ―3回転トーループを決め、続く3回転半ジャンプも着氷が乱れない。観衆も自らの世界に引き込む滑りで90・16点をマークし「今季出た4試合の中で一番いいSPの演技。それをここに持ってこられたのは評価できる」と胸を張った。

  全日本選手権に照準を合わせてきた。理由は今季の国内の試合はこれが最初で最後だから。「国内での演技はここしかない。日本の皆さんに見てもらいたい気持ちが強い」。プログラムをこの年末に完成させるつもりで調整し、有言実行でほぼノーミスの演技を見せた。

 ただ、思ったほどはスコアが伸びなかった。理由は哲学者が分かっている。「僕はもっときれいに4回転を跳べるし、他のジャンプもそうです」。2位からフリーでもう一段階ギアを上げ、羽生を追う。

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