羽生GPファイナル連覇 小林強化部長も絶賛「しばらく無敵」

[ 2014年12月14日 15:05 ]

GPファイナル表彰式で笑みを見せる優勝の羽生(中央)と2位フェルナンデス(左)3位ボロノフ(AP)
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フィギュアスケートGPファイナル最終日

(12月13日 スペイン・バルセロナ)
 11月8日、中国杯男子フリー直前の6分間練習で中国選手と激突して頭部、左太腿など5カ所を負傷。滑り込みで出場したGPファイナルで羽生結弦(20=ANA)が男子ではプルシェンコ(ロシア)、チャン(カナダ)に続く史上3人目、日本人としては初めての2連覇を達成した。

 五輪王者がその年のGPファイナルを制したのは史上初めて。この日のフリーでは最後の3回転ルッツの転倒したものの、2種類の4回転ジャンプを成功させ、演技後半には2つのトリプルアクセルを跳んで得点を重ねた。

 12日のショートプログラム、そしてフリー、合計のいずれも今季世界最高点をマークして2位のフェルナンデス(スペイン)に34・26点の大差をつけての勝利。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は「フリーの内容は完璧に近い。才能があって気持ちも強い。しばらく無敵だと思う」と絶賛した。7日に20歳の誕生日を迎えたエースの完全復活。“羽生時代”突入を予感させる勝利だった。

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2014年12月14日のニュース