松山 13位締め「いい1年だった」4週間オフも“練習の虫”

[ 2014年12月9日 05:30 ]

年内最後となる米男子ゴルフのヒーロー・ワールドチャレンジ最終日、ラウンド中に笑顔を見せる松山英樹

米男子ゴルフ ヒーロー・ワールドチャレンジ最終日

(12月7日 フロリダ州ウィンダミア アイルワース・クラブ=7354ヤード、パー72)
 最終ラウンドが行われ、12位から出た松山英樹(22=LEXUS)は5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダー、281で13位だった。前日首位のジョーダン・スピース(21=米国)が66をマークし、通算26アンダーと2位に10打差をつけて圧勝した。腰痛からの復帰戦となったタイガー・ウッズ(38=米国)は72と伸ばせず、通算イーブンパーで17位に終わった。

 上位進出はならなかった松山だが、「いい課題が見つかった」と表情は明るかった。出だしの1番は3Wでの第1打を大きく左に曲げた。それでも、第2打をグリーン左手前の土手をうまく使って2メートルに寄せてバーディー発進。6番から3連続バーディーを奪うなど見せ場をつくった。

 後半は「パットが決まらなかった」と勢いが衰えたが、それでも一年の締めくくりに、ウッズがホストを務め、18選手しか出られない大会でプレーできた意味は大きい。今季を「いい一年だった」と振り返った。米ツアー本格参戦1年目ながらも6月のメモリアル・トーナメントで初優勝を飾るなどトップ選手の仲間入り。ここからさらにレベルアップするための課題はパット。「いいストロークはできているが、わずかなことで悪い結果になる。その差を縮めていきたい」と意気込んだ。

 米ツアーはシーズン途中で、次戦は来年1月9日開幕の現代自動車チャンピオンズ(米ハワイ州)。4週間のオフを挟むが、「トレーニングして修正したいところもある。疲れはなくて、練習したいって感じ」。練習の虫は笑顔でそう言った。

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